持ちやすい!すくいやすい!アイデア食器でこんなに変わる!?


 
食事介助では、ついつい料理の内容にばかり気をとられて、食器の工夫にまで気が付かないことも多いのではないでしょうか?
しかし、最近では様々なアイデア食器が販売されており、食器を変えることで自分の力でストレスなく食事を楽しめる場合もあります。今回は食べるための“道具”にスポットライトを当てて、便利な食器をご紹介。食べることの楽しみや喜びについてお話します。
 
 

自分の力で食事を楽しみながら味わうことの大切さ

もちろん食事は、ただただ栄養を摂取するためだけに行うわけではありません。料理を見たり、香りを嗅いだり、咀嚼(そしゃく)したりしながら舌で味わって五感で楽しむことでおいしさを感じ、食欲もアップします。そして、見逃しがちなもうひとつの大事なことは、自分のタイミングで好きな順番で味わうことです。どのタイミングでおかずを食べ、ご飯を食べ、汁物を飲み、お茶を飲むのかといったことは実は(よくよく考えれば当たり前なのですが)かなり個人的な趣味嗜好で、人と共有することがなかなか難しいのです。

 

自分の力で食事をすることは、自分のタイミングで好きな順番で味わえることにつながります。そして、それは食事のおいしさや楽しさ、そして食欲を倍増させることになります。ですので、一般のお箸や食器などが持ちづらくなったからといって簡単に食事介助に徹してしまうのではなく、できるだけ自分の力で食事ができる様々なグッズを検討してみることが大切です。
 
咀嚼(そしゃく)   Wikipedia参照リンク
 
 

 
 

自由自在に曲がるネックで様々な持ち方ができる「バルーン」

首や体が曲げづらい、口が開けづらい、握力が低下してお箸が持ちにくいなどさまざまな理由で食べづらく、自分で食べようとすると、口に食べ物を運ぶ途中でこぼしてしまう方がいらっしゃいます。
 
そんなときにぜひ使っていただきたいのが、ネックの角度を手で簡単に曲げられるスプーンです。食べ物を口に運びやすい角度にネックを調整でき、さらにグリップ部分のカーブがすべり止めの役目をして自然に手になじみ、様々な持ち方ができるのが特徴です。またグリップにはヒモを通せる穴があり、首から下げられますので、落してしまったときも安心。そういった工夫も自分のチカラで食べることをサポートしてくれます。スプーンのほかにフォークもあるので、料理によって使い分けられます。
 

 

 
 

フチの工夫ですくいやすく持ちやすいお皿「テレサシリーズ」

たとえばチャーハン、お豆などの煮ものなど、上手にすくうことが難しい料理があります。そんなときに便利なのが、すくいやすくデザインされたお皿です。

お皿の中がゆるやかな傾斜になっており、フチの角度が工夫されているので、自然な動作で食べ物をフチによせてすくうことができるため、なかなかすくえないというストレスを軽減して食事を楽しめるアイテムです。

もちろん、最後まで食べ物をすくいやすいので、普通の食器ではすくえないために食べ残してしまうという問題も、この食器が解決してくれます。小鉢や中鉢、大鉢などサイズもいろいろありますので、さまざまな料理で活躍してくれます。また、強度に優れた強化磁器ですので、万が一、滑り落ちてしまったときも安心です。
 
 

 

 

にぎりやすい持ち手で食べやすい「らくらく汁椀」

お箸やスプーンを持ちにくい場合と同じように、お皿やお椀などを持ち上げにくいことも、自分の力で食事をすることを難しくする要因のひとつです。特に汁椀は、味噌汁などこぼれやすいものに使われることが多いのにも関わらず、つるつるとして滑りやすいものが多いですよね。
 
汁椀などの食器は、持ち手があるものを使用すると便利で快適です。こちらの汁椀は、持ち手が付いており、内側には凹凸がありますので、指あたりがよく自然に手にフィットして持ちやすく、凹凸がすべり止めになって持ち上げやすいのが特徴です。持ち手があることによって、口のそばまで汁椀を持ち上げることができるため、食べこぼしも軽減できます。和風のデザインも素敵で、和食にぴったり合うので、見た目でも食事のおいしさを引き立ててくれます。
 
 

 
 

まとめ

ご紹介したスプーンや食器は、食事に関する様々なアイデアグッズの中の一部です。ほかにも、工夫を凝らした多彩なグッズがありますので、自分の力で食べることの色々な問題を解決してくれるものを探してみてください。
 
食事介助の心得として、今回は“食器”に注目してお話しました。食べてもらうことを考えるとき、料理の内容のことだけに一生懸命にならないで、お伝えした食器をはじめ、被介護者の好み、テーブルやイスなど食事する環境、時間帯など食事をめぐる様々なことに目を向けると、自然と解決策が見えてくるはずですよ!